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フィリピン人を知る/フィリピン事情その2
■フィリピン交通事情
 フィリピンの渋滞の酷さには辟易されている方も多いと思います。ご存知のように観光客の方にはフィリピンのタクシーは悪評高いのですが、フィリピンに居住していると一般の人々はあまりタクシーを利用していないことが分かります。コミュートと呼ぶジプニーやトライシクル、FX、バン、或いはバスの利用が一般的です。都市間の移動にはオーディナリーバスやFX、バン、都市内ではジプニー、短距離や他の路線外でトライシクル。移動の際に自家用車を自分で運転している日本人も多いのですが、フィリピンドライバーの予想外の運転にはいつも立腹しているといいます。 フィリピンは渋滞が多い国なのですが、その大部分はドライバーに責任があります。常識のない運転が渋滞を生んでいるということです。例えば左折、右折にしてもその車線で後ろに並んで待つということが嫌いなようです。左折の場合は右側にどんどんかぶってきます。左折車が2列になります。数台並んでいると更に右側にかぶってきます。そしてたかが左折に3列4列となって、道路の5分の4くらいは左折車で詰まることになります。もちろん右折の場合もしかりですが、困るのは右左折が続けざまにあるような箇所です。そのようなところを直進で抜けるのにも5分10分とかかってしまいます。右左折1車線、あるいは広い道路ならば2車線づつでもきちんと寄っていてくれたら、直進車がそういった箇所を抜けるのに数秒しかかからないはずです。
もっと困ることは、相手が乗用車タイプだけならまだいいのですが、ジプニー、バスといった無謀運転の極致をいく狂ったドライバーや、バイク連中です。トラックなども遅いのか速いのか訳が分からない運転をしています。ドライバーが今一番気をつけなければいけないのがバイクです。日本のような感覚で自動車を運転していると非常に危険です。日本のライダーたちは、自動車ドライバーが自分を見ているか細心の注意を払ってバイクに乗っていますが、フィリピンではそういうライダーはまずいません。予測運転が全くできません。自動車が危険回避のため、或いは道を譲るため一時停止していようが、構わず隙間に突っ込んできます。一種の自殺行為です。それから常識的に考えると中央車線寄りには走らないと思うのですが、皆さん我が物顔で中央をぶっ飛ばしています。おまけに自転車まで中央を走ってたりします。常識のある国内の運転に慣れてしまっている日本人はストレスが溜まる一方です。こういった自己中心的、安全確認なしの運転しかできないので、考えられないところで事故を起こしてしまうのです。当然です。教習なし、試験なし、金を払えば今日からでもすぐに運転できます。教育をきちんと受けていない、資格もないフィリピン人男性が唯一できる簡単な仕事がドライバーなのです。だから常識も無く、マナーが最悪なのは仕方ないと諦めて、日本人が適応するしか道はありません。
それでも時々我慢できなくて、怒鳴りつけたり、車から降りていき相手の胸倉つかんだりして怒ったりする日本人もいますが、それだけは絶対にやってはいけません。特にジプニーのドライバーは、ナイフを絶対に所持しているので危険です。フィリピンで暮らしていると、フィリピン人の国民性、習性がよく分かってくるといいます。フィリピンのドライバーの問題は、歩行者を観ていれば分かるということです。歩行者は自分の都合以外では、立ち止まる、前から来た人を避ける、道を譲るなどという習性がありません。理由は止まるのが嫌いだから。相手が避けると思っているから。そしてぶつかって文句を言われれば、すぐ言い訳が始まります。また切れ込むのも大好きというか、それも習性です。とにかく隙間があればすぐに切れ込んでいきます。 そういうことから考察すると、マナーの悪さはドライバーの問題もありますが、乗客自身にも大きな問題があるということです。自分の都合だけで、乗降し渋滞を引き起こす。そんなことをあれやこれやと観察していると、この素晴らしいマンパワーを持つ国にとって、一番必要なのは教育だなということを痛感します。
■フィリピン教育事情
フィリピンに実際に居住し、フィリピン人と同様の生活を経験している方が感じることのひとつに、教育の貧困があるといいます。フィリピンには、可哀相なことにきちんとしたマナーを教えてくれる教育機関がないということです。学校は数多くありますが、マンモス校が非常に多い国でもあります。マンモス校といっても、生徒数のことでフィリピンでは教育施設に空き時間を作らないような、シフト制を敷いているのです。2部制、3部制です。よく言えば合理的ですが、詰め込めるだけ詰め込む。だから学生の一日の授業時間は4時間程度。落ちこぼれ教育の最先端を突っ走っているというか、分からない生徒がいても、いちいち相手にしていられない。教師も自分の生活で精一杯です。しかも上に進むほど教授陣の人材不足で、休講になることもしょっちゅうです。「先生が来ないって言ってたから、今日は行かない〜」、「先生がどこかに出かけちゃったから、帰ってきた」・・・なんていうことなど日常茶飯事。教師も常識が無いのです。でもそれでも善しとしてしまう学生たちやその父兄たちも、問題が見えてないのでしょう。
フィリピンの学校もパブリックとプライベートとあるのですが、ハイスクール(4年制・日本の中学1年から高校1年)がパブリックとなると、まずまともな教育を受けることが出来ません。フィリピンの貧困層の子供はほとんどがパブリックに通っています。可愛い顔をした13、4歳の女の子が、痰を吐きながらタバコを吸っています。学校の正門前でです。誰も注意もしないし、気にも留めません。売春して金が出来たらドラッグを買います。あるいは整形してより美人でセクシーに、などというようなことを小学生のときから考えているんです。そのような年齢のときから、如何に楽をしてお金を稼ぐかという術を知っているんです。マニラで有名なLAカフェにはそういう女の子で一杯です。どのように振舞えば男たちがひっかかるか、熱心に研究してます。2004年あたりまでは、上手くいけばタレントで日本にということもあったのでしょうが、今は偽装結婚で行けたらラッキーというのが関の山です。そんな女を偶然つかむことなく、ある程度問題のない結婚生活をフィリピン人としている方は、本当にたまたま運が良かったのだと考えれば間違いないです。
マニラでは非常に多いのですが、フィリピン人はアイコンタクトが激しい国です。日本にいたタレントたちもそうでしたが、人の目をじっと見てきます。勘違いしてその女と結婚してしまった人も少なくないと思います。日本だと男なんかにじっと見られると、ナンだこの野郎ということになってもおかしくないですが、社長!をはじめとした片言の日本語を使って、何とかして金とってやろうと考えるフィリピン人も、そういうことが嫌がる日本人のことは分かっていなのんです。でも何を考えているのかと思いますが、実際は大したこと考えているわけではないのです。日本でもここ5年間でそういう目で人のことをじっと見る中高生が増大しています。彼らはマナーを身につけていないので本能で人を見ているだけですが、見られているほうは非常に気分が悪いです。底辺校と言われているような学校の生徒ほどそういう感じです。可愛そうな子供たちですが、もっとしっかり勉強をして社会常識を身につけてもらいたいと思います。そういう困った子供たちが増えていくということは、日本もやがて悪い意味で本当にアメリカ化していくということになります。

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